「エクセルのROW関数の使い方がわからない。参考書を読んでなんとなく理解したつもりだけど、実際に使いこなすことができない」
本記事ではこのような悩みを解決します。
ROW関数は単純な関数でそこまで難しくありません。ただ、単純すぎて「どうやって使ったら良いの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
関数は書式だけ覚えても、実践的な使い所がわからないと意味がありません。そこで本記事ではROW関数の基本的な使い方と実践的な使い方をあわせてご紹介します。
加えて、ROW関数と似ているCOLUMN関数についても解説します。似た関数は合わせて覚えると記憶が定着しやすいですよ。
この記事を読んで、仕事でもROW関数を活用できるようになりましょう。
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ROW関数とは
エクセルのROW関数はセルの行番号を求めるための関数です。ROW関数の書式は次のようになります。
=ROW(行番号を調べるセル)
たとえばA1の行番号を調べる場合は「=ROW(A1)」と記入します。エクセルの関数の中でも比較的シンプルなものですね。
このようにセルの行番号を出力できるのがROW関数です。
ROW関数の使い方
それでは、ROW関数の使い方を紹介します。ここからは以下の2つに分けて使い方を紹介していきますね。
- ROW関数の基本的な使い方
- ROW関数の実践的な使い方
ROW関数の基本的な使い方
まずはROW関数の基本的な使い方を紹介します。エクセルを用意し、セルC2を選択して「=ROW(A1)」と入力してから「Enter」を押してください。するとC2に「1」と表示されました。
これはROW関数がA1の行番号を調べて「1」と出力しているのです。
今度はC4のセルに「=ROW(E4)」と入力しましょう。するとE4の行番号である「4」が出力されます。
次に、C6のセルに「=ROW()」と入力してみましょう。すると「6」と出力されます。
ROW関数を引数なしで入力すると、そのセルの行番号が出力されるのです。
以上がROW関数の基礎となります。ROW関数は行番号を出力する関数だということがわかってもらえたでしょうか。
ROW関数の実践的な使い方
ROW関数の基本的な使い方を理解して、「行番号を取得して何の意味があるの?」と疑問に思われた方もいるのではないでしょうか。
たしかに、行番号なら別にエクセルの左端を見ればわかりますし、わざわざ関数を使う必要性はありません。
しかし、ROW関数はある場合には効果を発揮するのです。それが「行を削除したときに番号を詰められるようにしたい」場合です。
例を見ていきましょう。まずエクセルに以下のように記入してください。
あなたは、エクセルを使って生徒に出席番号を振っているところだと思ってください。
もし、上記のように番号を振ったものの、「佐藤」は他のクラスの生徒だったことに気づいたとします。その場合、エクセルの5行目を消すことになります。
しかし、5行目を消すと以下のようになってしまいます。
5行目を消したので、出席番号3番が欠番になってしまいました。本当であれば、この場合は「1,2,3,4」と並ぶようにしたいですよね。
こんなときに役立つのがROW関数です。先ほどは手打ちで出席番号を振っていきましたが、今度は「=ROW()-2」と入力して番号を振っていきます。そのセルの行番号から2を引いた数字が出力されるので、先ほどと同じように振ることが可能です。
ここからエクセルの5行目を消してみまししょう。すると以下のようになります。
無事に出席番号が詰められて「1,2,3,4」となりました。
このように「途中の行を削除した場合も、番号が並ぶようにしたい」場合にはROW関数が役立つんですね。
COLUMN関数とは
ここからは、ROW関数と似ているCOLUMN関数についても解説していきます。ROW関数はセルの行番号を出力しますが、COLUMN関数はセルの列番号を出力します。
COLUMN関数の書式は次のようになります。
=COLUMN(列番号を調べるセル)
たとえばA1の列番号を調べるときは「=COLUMN(A1)」と記入します。使い方はROW関数とほとんど変わらないのがわかりますね。
このようにセルの列番号を出力できるのがCOLUMN関数になります。
COLUMN関数の使い方
それではCOLUMN関数の使い方を解説していきます。ROW関数と似ているので、一緒に覚えてしまいましょう。
こちらも次のように分けてそれぞれ説明していきますね。
- COLUMN関数の基本的な使い方
- COLUMN関数の実践的な使い方
COLUMN関数の基本的な使い方
まずはCOLUMN関数の基本的な使い方を解説します。
エクセルの表を開き、B3のセルに「=COLUMN(A3)」と入力して「Enter」を押してみましょう。すると、下記のようにB3のセルに「1」と表示されるはずです。
これはCOLUMN関数がA3の列番号を調べて「1」と出力しているのです。
今度はB5のセルに「=COLUMN(G5)」と入力してみましょう。「7」と表示されるはずです。
G5の列番号は「7」なのでこのように表示されますね。
ROW関数と同様に、引数を空っぽにすると、そのセルの列番号が出力されるようになります。B7のセルに「=COLUMN()」と記入してみましょう。
B7の列番号である「2」で表示されていますね。
これがCOLUMN関数の基本的な使い方です。引数として指定したセルの列番号を表示するのがCOLUMN関数です。
COLUMN関数の実践的な使い方
COLUMN関数についても「どの場面で使うの?」と疑問に思う人もいるでしょう。ここではCOLUMN関数の実践的な使い方をご紹介します。
まず以下の画像のように「掃除当番表」と「出席表」を作成してください。
掃除当番表の方を今から埋めていきますね。出席番号の人の情報を出席表から取り出して出力していくようにしてみましょう。
他の表からデータを取り出すときにはVLOOKUP関数を使います。まずはC12に「=VLOOKUP($B12,$G$12:$J$14,COLUMN(B12))」と入力しましょう。
これは「B12に書かれた出席番号を出席票から探し、『COLUMN(B12)番目』の情報を出力する」という意味です。COLUMN(B12)番目とは、ここでは2列目ということになりますね。
出席表の2列目は「名前」の欄になります。よって、以下のように出席番号が2の生徒の名前「武田」が出力されます。
ここでは「=VLOOKUP($B12,$G$12:$J$14,2」と打っても変わらず「武田」と表示されますが、それでは1列ごとに第3引数を変更しないといけませんよね。
第3引数を「COLUMN(B12)」とすれば、かならずそのセルの列番号の数値を取得することができます。
このようにVLOOKUP関数とCOLUMN関数を組み合わせることでCOLUMN関数は効果を発揮します。
それでは、C12を選択して右にドラッグして計算式をコピーしましょう。
このように、出席番号2の生徒の情報が掃除当番表に出力されました。
他の日にちも計算式をコピーすることで埋めることができます。すべて埋めると次のようになります。
これがCOLUMN関数の応用的な使い方です。VLOOKUP関数とCOLUMN関数を組み合わせるのは少し複雑かもしれませんね。
Excelの関数は組み合わせて使うことで、より効果を発揮する場合があることをぜひ覚えておいてください。
VLOOKUP関数についてはこちらの記事で詳しく解説しています!

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具体的には学習計画の管理や受講目的を明確にした上で中間目標を設定し、それに向けた学習の指導をすることでモチベーションの維持を図ります。
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まとめ
本記事はROW関数とCOLUMN関数の使い方を解説しました。どちらの関数も単純ですが、それだけに単に使い方を覚えるのではなく「実践でどう使うか」を理解することが重要になります。
Excelの関数を使いこなせれば業務の効率化に繋がります。ROW関数とCOLUMN関数の使い方がわからなくなったら、ぜひまたこの記事を参照してくださいね。