「独学でプログラミングを学び、副業や転職をしたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
独学でもプログラミングスキルの習得は可能ですが、簡単ではありません。本記事では、プログラミングを独学で学ぶことのメリット・デメリットや学習のコツを解説します。
独学でプログラミングを学びはじめる初心者におすすめの資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
独学でプログラミング資格の取得を目指す前に押さえておきたいこと
プログラミングブームの昨今。独学でプログラミングを学び、資格の取得を目指そうとしている方は多いのではないでしょうか。
勉強をはじめる前に、独学でもプログラミングの習得が可能かどうかや必要な学習時間の目安について、確認しましょう。
プログラミングの習得は独学でも可能なのか
独学によるプログラミングスキルの習得は可能です。特に、近年は書籍に加えて独学に有効なWebツールが増えており、ひとりでも学べる環境が整っています。
計画的に学習を継続し、プログラミングスキルを身につける人も珍しくありません。しかし、簡単ではないことを覚えておきましょう。
プログラミング学習の目的が趣味程度であれば、問題ないかもしれません。一方で、副業や転職を目標とする場合には、注意してください。
プログラミングに関する基礎的な知識を身につけられたとしても、お金を稼げるほどのスキルを習得するには、それなりの学習時間が必要です。
プログラミングスキルの習得に必要な時間
プログラミングスキルの習得にかかる勉強時間は、目的によって異なりますが、エンジニアになることを目標にしたとしましょう。
株式会社侍がおこなった調査によると、エンジニアになるまでの学習時間は1日平均4時間24分であり、学習期間は平均17ヶ月でした。
さらに、独学の場合は1日の勉強時間が平均3.5時間で、学習期間は18.3ヶ月かかったという調査結果が得られています。
独学でもプログラミングスキルの習得は可能であるものの、スクールに通った場合よりも時間がかかると言っていいでしょう。
また、独学では実際の現場における業務の流れや、即戦力として求められているスキルなどについての情報を得るチャンスも少ない点も覚えておきましょう。
日々、一定の学習時間を確保しながら、つねに業界の情報を調べインプットし続ける忍耐力が求められます。
プログラミング資格の取得に向けて独学で学ぶメリット3つ
独学での習得は難易度の高いプログラミングスキル。しかし、独学で勉強してプログラミング資格をとり、将来のキャリアに活かしたいという方もいるでしょう。
独学でプログラミングを学ぶメリットを3つ紹介します。
①費用が安い
独学のメリット1つ目は、「費用が安い」点です。スクールに通ったり家庭教師を雇ったりするよりも、書籍やWebサービスを用いて勉強する独学の方がコストはかかりません。
例えば、プログラミングスクールに通う場合、安くても10万円前後、高いケースでは50万円ほどの費用がかかることも。書籍での独学であれば、1冊2,000円程度で済みます。
「できるだけ費用はかけたくない」という人には、独学が適しているでしょう。
②独学向けのサービスが豊富
近年ではプログラミングブームの影響もあり、「独学向けのサービス」が数多く提供されています。
豊富な入門書に加え、独学向けのWebサービスやアプリケーションなど、質の高い教材も多く、簡単に学習環境を整えられる状態です。
③自分のペースで場所を選ばず学べる
「自分のペースで場所を選ばず学べる」のも独学のメリットです。独学であれば、自分の生活リズムに適した場所や環境で、好きな教材を用いて学習できます。
「忙しくてスクールに通う暇がない」という場合でも、独学なら自分のペースで無理なく学習できますね。
プログラミング資格の取得に向けて独学で学ぶデメリット2つ
独学のメリットだけでなく、デメリットも確認しましょう。プログラミング資格を独学だけでとりたいという方は、ぜひ参考にしてください。
①エラーへの対処が難しい
プログラミングには、「エラーとの闘い」がつきものです。特に、独学の場合はエラーが生じても、スクールとは違って講師への質問ができないため、エラーへの対処が難しくなります。
エラーが起こるたびに、書籍やインターネットを駆使し問題を解決しなければならず、忍耐力が必要です。
②挫折しやすい
独学でのプログラミング学習は「挫折しやすい」という点も覚えておきましょう。勉強中、不明点がでても、何が間違っているのかわからなかったり、どのように解決方法を調べればいいかわからなかったりといったケースもあります。
何時間かけてもエラーを解消できず、そのまま挫折することも珍しくありません。独学でプログラミングスキルを身につけ、資格や仕事をとるには、それなりの努力と時間が必要です。
資格の習得を目標にプログラミングを独学で学ぶときのコツ
独学でプログラミング学習を進めるにあたって、コツとなる点を紹介します。
独学でのプログラミング資格取得を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
暗記しない
まずは、「暗記しない」ことが大切です。プログラミングでは、実際に手を動かしてコードを書く経験が大切です。
受験勉強のような暗記は、あまり必要ありません。コーディングの時間を増やし、実践的なプログラミングスキルの習得を目指しましょう。
毎日数分だけでもプログラミングに触れる
プログラミング学習は毎日、継続することが重要です。学習を習慣化できれば、勉強をはじめるハードルも下がり、知識やスキルがより定着しやすくなります。短時間でもいいので、学習は毎日おこないましょう。
質問できる環境を整える
独学が難しいのは、質問できる相手がいない場合が多いからです。しかし、プログラミング学習サービスが豊富な現代では、質問サイトやSNSを活用して、質問することが可能です。
疑問点や不明点が生じた際にすぐに質問できるよう、環境を整えましょう。
独学でプログラミングを学ぶ場合におすすめの資格3選
独学でプログラミングを学ぶ場合におすすめの資格を3つ紹介します。転職や副業といった最終目標に向けて、資格の取得を中間目標として活用してもいいでしょう。
①ITパスポート試験
「ITパスポート試験」は経済産業省が実施している国家試験です。4つのレベルに区分されている情報処理技術者試験のうち、レベル1にあたります。プログラミング初心者なら、まずは「ITパスポート試験」から受験してはいかがでしょうか。
②基本情報技術者試験
「基本情報技術者試験」はエンジニアにとって、登竜門のような試験であり、多くの人が受験する人気の高い資格です。
情報処理技術者試験のレベル2がこの基本情報技術者試験であり、エンジニアに必要な知識と技能が求められます。
③Ruby技術者認定試験
「Ruby技術者認定試験」は日本産のプログラミング言語であるRubyの普及と発展を目指すRubyアソシエーションが実施している民間資格です。
汎用性の高いRubyは将来性が見込まれる上に、初心者でも学びやすいプログラミング言語のひとつです。Rubyを身につけたい場合は、Ruby技術者認定試験への合格を目標に勉強してはいかがでしょうか。
独学でプログラミング資格をとるための3ステップ
独学でプログラミングを習得するには、段階的に学習を進めなければなりません。学習の流れを解説するので、プログラミング資格の取得を目指す際に参考にしてください。
ステップ1:目的を明確にする
まずは、プログラミングを何のために学ぶのか、目的をはっきりさせましょう。以下のように、人それぞれの目的が考えられます。
・Webサイトの作成を副業にする
・機械学習のスキルを身につけ転職する
・趣味でアプリをつくる など
ポイントは具体的にプログラミングで何をつくりたいのか、明確にすることです。作成するものが決まれば、学習するべきプログラミング言語も絞られます。
ステップ2:書籍やWebサービスを活用する
目的を決めた後は、本格的に独学をはじめましょう。書籍やWebサイト、アプリケーションなどを駆使し、学習を進めます。
ステップ3:独学にこだわりすぎない
独学によるプログラミングスキルの習得は可能ですが、忍耐が必要であり挫折してしまうケースも珍しくありません。
独学に行き詰まった際には、プログラミングスクールに通ったり家庭教師を雇ったりするのもひとつの手です。独学にこだわりすぎず、状況に合わせて勉強方法を選択しましょう。
マンツーマン家庭教師を行うTech Teacher
本Blogを運営するTech Teacherは、皆様のプログラミング学習を一人ひとりに最適化された形の完全マンツーマン指導で提供します。
一人ひとりに最適化された完全マンツーマン指導を提供
完全マンツーマン指導
集団授業は周囲の生徒に進度を合わせる必要があったり、雰囲気に呑まれてしまったり…といったお悩みが多くあります。
完全マンツーマン指導ならプログラミングに没頭することができます。
決められたカリキュラムやコースがない
カリキュラムやコースが決められていると、教材の難易度が合わなかったり、やりたいことができなかったりといったお悩みがあります。
Tech Teacherでは、あえてカリキュラムやコースを用意せず、小学生のお子様の性格・目的・プログラミング経験などに合わせて講師や指導を調整します。
ご家庭様の負担を最小限にする柔軟なシステム
Tech Teacherは家庭教師形態のサービスであるため、例えば以下のような柔軟な対応が可能です。
オンライン/オフラインの選択が可能(送迎の必要なし!)
スケジュールを固定にする必要なし!不定期にすることが可能
月ごとに授業の頻度を変更することが可能
以下のボタンからさらに詳しい情報をご覧いただけます。
独学にこだわりすぎず無理のない範囲でプログラミング資格をとろう
独学であってもプログラミングを学び、資格をとったり転職したりといったことは可能です。しかし、1年以上コンスタントに学習を続けることが求められます。
挫折しないよう学習環境を整え、毎日の学習を継続しましょう。また、独学にこだわりすぎないことも重要です。
勉強に行き詰まった際には、プログラミング専門の家庭教師を雇ったりスクールに通ったりなどし、挫折しないための対策をとることがおすすめです。