学習方法

Pythonの学習時間はどれくらい必要?挫折しない学習法も解説!

Pythonの学習を始めるなら、どれくらいの時間をかければPythonが身につくのか気になりますよね。

この記事では、独学とプログラミングスクールでPythonを習得できる時間を紹介します。学習を失敗しない方法も解説しますので、Pythonの学習を始めるのにぜひ参考にしてくださいね。

Pythonを習得するまでの学習時間は?

Pythonができるようになるまでの時間を解説します。
下記の項目について、
独学とスクールの学習時間に分けて解説します。

  • 基礎を習得するまでの時間
  • 実務で使えるまでの時間
  • 開発できるまでの時間
  • 転職できるまでの時間
  • 資格取得できるまでの時間

それではひとつずつ見ていきましょう。

Pythonの基礎を習得するまでの学習時間

Pythonの基礎を習得するには、独学では約3ヶ月必要です。
平日に2時間、土日に4時間勉強すると、3か月ほどでPythonの基礎が分かるようになるでしょう。
しかし、プログラミングの初心者には、学習を始めても挫折してしまう人も多いです。

Pythonの基礎をプログラミングスクールに通って学ぶと、約2ヶ月で学習できます
もちろん費用はかかりますが、その分独学よりも早く習得できます。
また、プログラミングスクールには講師や仲間がいるので、挫折する確率が減るのもスクールに通うメリットですね。

スクール 独学
基礎習得までの時間 144時間(2ヶ月) 216時間(3ヶ月)
内訳 平日2時間、土日4時間 平日2時間、土日4時間

Pythonが実務で使えるようになるまでの学習時間

Pythonを学ぶと、実務で使えるようにもなります。
独学で実務ができるようになるまでにかかる時間は約300時間です
平日2時間、土日4時間勉強して、5ヶ月かかることになります。

それではスクールならどうでしょうか?
スクールに通えば約3ヶ月で実務で使えるようになれます。
また、転職先も紹介してくれるスクールもあります。スクールでしっかりと学ぶことで、転職してPythonプログラマーとして働けるスキルを身につけられるでしょう。

スクール 独学
実務で使えるまでの時間 216時間(3ヶ月) 300時間(5ヶ月)
内訳 平日2時間、土日4時間 平日2時間、土日4時間

自分で開発ができるようになるまでの学習時間

プログラミングといえばアプリ開発が花形です。

独学でも、簡単なアプリなら1日で開発することができます。しかし、本格的にアプリの開発をするなら200〜300時間は必要です。半年ほどの時間が必要ですね。

プログラミングスクールでアプリ開発をするなら、例えばiPhoneアプリは1日でできます。アプリ開発コースなら64〜180時間で卒業できます。

自分で楽しむ程度なら、独学でコツコツ学んでいくのもいいでしょう。
しかし、本格的にアプリ開発のプログラマーになりたいのであれば、プログラミングスクールで学ぶのがおすすめです。

スクール 独学
開発までに必要な時間 Androidアプリは20時間
iPhoneアプリは30時間
アプリ開発コースは64〜180時間
電卓アプリは12時間
ToDoアプリは36時間
Web掲示板は240時間以上
アプリ開発は200〜300時間

エンジニア転職ができるまでに必要な学習時間

Pythonを学び、エンジニアになりたいという人もいるでしょう。

学でエンジニアになるには2,700〜7,000時間必要です。
エンジニア転職には最低でも実務経験1年、即戦力なら3年の実務経験が必要と言われています。最低でも1年は学習しなければなりません。

挫折せずに1年勉強を続けるのは大変ですが、エンジニアが不足している中小企業には未経験でもエンジニアを採用している企業もあります。未経験でもチャンスはありますよ。

プログラミングスクールに通えば約12週間でエンジニアになれます。
費用はかかりますが、スクールで学べばエンジニアとして働く力をしっかりとつけることができるでしょう。

スクール 独学
転職できるまでに必要な時間 12週間 2,700〜7,000時間

資格取得のために必要な学習時間

Pythonを始めるなら資格取得を目指してみましょう。
資格は客観的なスキルの証明になり、また転職するときにも使えます。学習の成果を確認するためにも受けてみるのがおすすめです。

Pythonの資格は国内で2つあり、どちらも独学で取得できます。

  • Python3エンジニア認定基礎試験
  • Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定基礎試験は半年勉強すれば合格を目指せます
内容は初心者向けで、難しくありません。

Python3エンジニア認定基礎試験に合格したら、Python3エンジニア認定データ分析試験を受験してみましょう。
プログラミングの学習経験者なら
1ヶ月あれば合格を目指せます

合格までの学習時間
Python3エンジニア認定基礎試験 初心者は6ヶ月
Python3エンジニア認定データ分析試験 プログラミング学習経験者は1ヶ月

Python独学の目標の立て方

Pythonに限らず、独学でのプログラミング学習は多くの人が途中でやめてしまいます。挫折しないように続けられることが大切ですね。
目的を達成できる目標の立て方は下記の通りです。

  • 目的を決める
  • 勉強する時間を作る
  • 期間を区切る

それでは、ひとつずつ具体的に見ていきましょう。

目的を決める

自分の学習目的をしっかり決めましょう。
独学のプログラミング学習は大変ですが、頑張れる目的があれば続けられますよね。

たとえば、来年にはプログラマーとして転職したいなど、自分がなりたい姿を具体的に想像してみましょう。自分の未来像をしっかり持って勉強を始めることがおすすめです。

勉強する時間を作る

Pythonの独学を始めると決めたら、まずは勉強する時間を確保しましょう

当たり前ですが、1日は24時間しかありません。睡眠をけずって勉強しようとすると、挫折につながってしまいます。勉強時間を確保するには、テレビを見る時間や飲み会などやめることを決めるのがおすすめです。

期間を区切る

目標を立てるときは、あわせて期間も決めるといいでしょう
たとえば、3ヶ月は頑張ってみて、興味がわかず続けられなさそうであればやめてしまうのもいいでしょう。苦痛を感じたまま勉強するのはもったいないです。楽しんで勉強できるものを目標にしましょう。

Python独学でモチベーションが維持できる方法

プログラミングの学習は分からないことも多く、挫折しやすいです。
挫折しないためには、自分のモチベーション維持が大切です。

  • 仲間を作る
  • 分からなくても次へ進む
  • 毎日勉強する
  • 実践する

それでは、モチベーションを維持する具体的な方法について見ていきましょう。

仲間を作る

1つ目のモチベーション維持の方法は、プログラミングの仲間を見つけることです。

スクールに通っているなら、スクールに通う仲間や講師がいるのでモチベーションは維持できますよね。
一方、独学は1人なので仲間はいないと思うかもしれません。しかし、例えばTwitterなどで「#プログラミング初心者」で検索してみると頑張っている仲間を見つけられますよ。

また、YouTubeならプログラミングを解説している人もいるだけでなく、Slackにも入れば困ったときに助けてもらえます。仲間といっしょなら挫折せずに続けられますよ。

分からなくても次へ進む

2つ目のモチベーション維持の方法は、分からなくても次へ進むことです。

分からない点があると、解決できるまで気持ち悪いかもしれません。しかし、分からない点をずっと調べていてもすぐに解決できないことは、プログラミングではよくあることです。

分からないところを飛ばして次へ進むと、意外にも分からなかったところが分かるようになることもあります。分からない点はある程度調べて分からなければ、次へ進みましょう。

毎日勉強する

3つ目のモチベーション維持の方法は、毎日勉強することです。

勉強を始めた頃はモチベーションが高く、勢いよく勉強できます。しかし、数日もすれば分からない点が出てきたりして、モチベーションは落ちてしまうものです。

モチベーションが落ちるたびに勉強をやめてしまっていては、継続的に勉強する習慣は身につきません。

モチベーションが落ちてしまっても、5分だけ勉強してみましょう。毎日少しだけでも勉強を続けることで、自然とモチベーションを維持できますよ。

実践する

4つ目のモチベーションの維持方法は、実践しながら学ぶことです。

簡単なアプリを作ったり、サイトの模写をしたりしてみましょう。自分が組んだプログラムが動く面白さを体験できますよ。

自分でプログラムを組めるようになれば、プログラムを実践して達成感を得ることが一番のモチベーション維持になるでしょう。

まとめ

本記事では、独学とプログラミングスクールでPythonを習得できる時間について紹介しました。

学習を始めるうえで、挫折しない学習方法を選べるかどうかはとても大切です。
どのような目標に向かって、どのように学習を進めるか、まずは検討してみましょう!