学習方法

データサイエンスとは?データ分析が学べるおすすめスクール3選

IT技術の進化により、企業は膨大なデータを集められるようになりました。しかし、データを集めるだけではビジネスの成功にはつながりません。

ビジネスチャンスを拡げるために、どんな目的でデータを集め、どうマーケティングに利用するかをデータ分析の立場からアプローチする手法がデータサイエンスです。

こちらでは、データサイエンティストの役割や位置づけ、これからのデータサイエンティストに求められるスキルやおすすめの資格やスクールをご紹介します。

データサイエンティストとは

データサイエンティストは、企業に有利な膨大なデータ(ビッグデータ)を集め、分析し、ビジネスに活用できるように助言するのが主な業務です。

手持ちのデータを分析して、マーケティングに利用すること自体は新しい手法ではありません。

しかし、より多くのデータを集め、刻々と変わる消費者のニーズを分析し、新しい商品開発や売り上げに貢献するマーケティングを展開させるためには、エンジニア・アナリスト・ビジネスパーソンなど専門知識のある人たちのスキルを統合する戦略が必要です。

これらの人々のスキルを統合できる高いレベルのデータサイエンティストは、これからのビジネスに欠かせない人材になることでしょう。

実際にデータサイエンティストの平均年収は730万円と水準を大きく上回っています。

データサイエンティストになるために学ぶべき内容

データサイエンティストを仕事として行うためには、次のような知識やスキルを総合的に持つことが必要です。

・数学
・数理統計学
・データマイニング
→大量のデータを統計学や人工知能などの分析手法を駆使して、知識を見出すための技術
・プログラミング
・機械学習に関するスキル
・データベースに関するスキル
・データ分析システム構築を含む、システムを扱えるスキル
・事業戦略の設計スキル

データサイエンティストのスキルについてはこちらを併せてご覧ください。
データサイエンティストになるために必要なデータ分析スキルを解説!

料金が安いデータサイエンスに強いスクールトップ3

1位 プログラミング家庭教師Tech Teacher(3,960円/30分)

引用元:Tech Teacher

おすすめポイント

・30分ごとの利用ができるため、学びたい内容に合わせて必要な時間だけ学習できる

・他のプログラミングスクールにはない安価な料金体制(3,960円/30分)

・あらかじめ決められたカリキュラムがないため、既習事項などの無駄な内容を省ける

基本情報 データサイエンティスト養成講座
授業形態 対面・オンライン
(マンツーマン指導)
受講数 教師と相談して決定
教師 各分野のプロの講師
受講料(税込) 学生教師コース :3,960円/30分
社会人教師コース:4,400円/30分
初期費用(税込) 入会金
22,000円
受講場所 自宅・カフェ

おすすめ講座:完全個別指導のデータサイエンス講座

引用元:Tech Teacher

Tech Teacherは一人ひとりの学びたい内容に合わせて、必要なITスキルを持つ家庭教師を紹介するサービスを展開しています。

一般的なプログラミングスクールと異なり、あらかじめ決められたカリキュラムや料金システムはありません

オンライン受講・カフェやご自宅などで対面受講など受講形態や場所も選ぶことができます。

・3ヶ月以上のカリキュラムで、高額な受講料を払うのにためらいがある

・PythonやRなどのプログラミング言語、統計や数学の学習がある程度進んでいる

・AIを用いてやりたいことが明確に決まっている

・プログラミングスクールでは解決できない悩みを抱えている

という方に最適なサービスです。

おすすめ講座は完全個別指導のデータサイエンス講座です。

講座として設定されているものの、具体的なカリキュラムは受講前に行うカウンセリングでプロのメンターと相談のうえで決定します。

そのため要望に応じて、データサイエンティストに必要な知識の基礎から応用まで幅広く、自由に学ぶことができます。

学習内容の事例としては以下のようなものがあります。

・R言語を用いて簡単なデータ解析をできるようにする

・PythonやNumpyを使ってデータを解析・可視化できるようにする

・Pythonの機械学習ライブラリscikit-learnを使えるようになる

・数学と統計学をもう一度基礎から学び直して習得する

家庭教師ならではのメリット

・授業外の学習計画の公安や勉強法の指導もプロの講師から受けられる

・お仕事・勉強・趣味との両立が簡単

・自身の理解度で授業スピードを調整できる

・周りの目を気にすることなく質問できる

料金

引用元:Tech Teacher

Tech Teacherの料金体系は教わる教師によって異なります。

学生教師:3,960円/30分(税込)

社会人教師:4,400円/30分(税込)

入会金:22,000円(税込)

学生教師の指導を週1回、60分、3ヶ月受けた場合、料金の合計は117,040円(税込)となります。

一般的なプログラミングスクールよりも圧倒的に安く、かつご自身の悩みにダイレクトに刺さる指導をマンツーマンで受けることができます。

データサイエンスをマンツーマン指導で学べるプログラミング家庭教師について詳しく知りたい方ほこちら

2位 データミックス(742,500円/7ヶ月)

引用元:データミックス

おすすめポイント

・データサイエンスの基礎を身につけるだけでなく、副業支援により学習したことを実践する機会がある

・ビジネスシーンを想定した指導により、プログラミングの技術だけでなく、データを正しく理解し、活用できる人材になれる

・少人数のクラスを構成し、仲間と議論したり切磋琢磨しながら学ぶ環境がある

基本情報 データサイエンティスト育成講座
カリキュラム
授業形態 対面・オンライン
(少人数クラス授業)
受講数 3時間/週 × 23週間
教師 データサイエンティスト
受講料(税込)
※入会金込み
一括申し込み
742,500円
初期費用(税込) 入会金
27,500円
受講校舎 神保町

おすすめ講座:データサイエンティスト育成講座

引用元:データミックス

データミックスは国内で先駆けて2017年からデータサイエンス教育を行い、毎年2,200名の社会人が受講するデータサイエンススクールです。

主に、統計学や人工知能、機械学習などデータサイエンスの手法を駆使したデータ分析を通じ、ビジネスの戦略設計ができる人材の育成に力を入れています。

・ビジネス課題を解決することに興味がある(ビジネス課題をデータ・データ分析を用いて解決したい)

・データ・分析アプローチに対する批判的思考力を磨きたい

・7ヶ月のカリキュラムで一つずつステップアップしていきたい

という方に最適なスクールです。

おすすめ講座はデータサイエンティスト育成講座です。

こちらの講座は以下のようなデータ分析やプログラミングなどの手法・スキルを学ぶにとどまらず、データ活用人材にとって必要不可欠な「課題を抽出し解決するための思考力」の強化を目的としたカリキュラムになっています。

カリキュラムは4つのステップ(各6週間)で構成されています。

データ分析

確率論

線形回帰分析

機械学習

AWS

自然言語処理

授業は「対面」「オンライン」どちらも選択することができます。

「対面」形式を選択した場合、少人数のクラスが構成され、同じことを学ぶ仲間どうしで切磋琢磨しながら学習を進めていきます。

基礎知識や解決手法、ツールを使いこなすスキルの習得など「答え」を知るだけの学習に加えて、仲間どうしで議論しあって答えを導き出す場面も多々あります。

これらを通して、課題に対して答えを出すために熟考する「思考力」の強化を図ります。

サポート内容

副業支援

「データサイエンティスト育成講座」で学んだことを活かす実践の場として副業支援を行っています。

データ分析プロジェクトのプロジェクトマネージャーや分析業務、データサイエンスの教材作成や講師など、さまざまな業務を通して実務経験を積み上げていくことができます。

NDSラボ

現役のデータサイエンティストが集い、次のステップに成長する場として設立されたNDSラボ(Next Data Scientist Lab)。

データミックスやさまざまな企業から出されるPoCプロジェクトにメンバーとして参画し、次世代のデータ分析プロジェクトにチャンレジする場を提供します。

料金

引用元:データミックス

データミックスのデータサイエンティスト育成講座の受講料は

受講目安7ヶ月一括申し込み:742,500円 (税込)(入会金込み)

となっています。

この講座は厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付制度の対象で、条件を満たすことで受講料の最大70%(支給限度額 : 51万円)が教育訓練給付金として支給されます。

給付金を適用することで実質232,500円(税込)で受講することができます。

また4つのステップごとに料金を支払うことも可能で

第1ステップ:165,000円(税込)

第2ステップ:192,500円(税込)

がかかります。ステップごとの支払いの場合は入学金27,500円 (税込)も必要です。

データサイエンティスト育成講座は一定のデータサイエンスにおける知識を必要とするため、統計学の知識やプログラミング技術、論理的思考力を問う入学試験の合格が必須条件になります。

3位 Aidemy(528,000円/3ヶ月)

引用元:Aidemy

おすすめポイント

・完全AI特化型のスクール

・録画授業視聴の形態のため働きながらでも学習を進められる

・制作物のレビューをしてもらえる

基本情報 AI/データ分析コース
(3ヶ月)
AI/データ分析コース
(6ヶ月)
カリキュラム
授業形態 録画授業 録画授業
教師 現役エンジニア 現役エンジニア
質問サポート 24時間のチャットサポート
1回25分のオンラインカウンセリング(週2)
24時間のチャットサポート
1回25分のオンラインカウンセリング(週2)
受講期間 3ヶ月 6ヶ月
学習目安時間(週) 未経験者:14~23時間
エンジニア:7~11.5時間
未経験者:9~16時間
エンジニア:4.5~8時間
受講料(税込) 528,000円
→給付金適用で158,400円
858,000円
→給付金適用で257,400円
初期費用(税込) 0円 0円

おすすめ講座:データ分析講座、AIアプリ開発講座

引用元:Aidemy

Aidemy(アイデミー)は未経験・初心者の方でも受講期間3ケ月で基礎から実務レベルまで活かせるAIスキルが身につくPython特化型プログラミングスクールです。

・未経験からAI・機械学習エンジニア、データサイエンティストを目指したい

・仕事や学業と両立しながら自分のペースでAIを学びたい

・Pythonの実行環境の構築が面倒くさい

という方に最適なスクールです。

特におすすめの講座がデータ分析講座AIアプリ開発講座です。

データ分析講座では、Pythonや機械学習の基礎知識に加え、データの自動取得(スクレイピング)からディープラーニング、時系列解析などの基礎も動画教材を使って学習します。

株価予測やタイタニック号の生存率予測などのデータ分析課題、オリジナルデータを利用したデータ分析の最終課題などを通して実践スキルを習得することができます。

アイデミー専用の環境で学習するため、独学で挫折する人が多いPythonの環境構築をする必要はありません。

AIアプリ開発コースは、プログラミング言語のPythonや機械学習の基礎知識を学び、画像認識を利用した機械学習を用いてWEBサービスを作成する講座で、AI・機械学習を活用したWEBアプリを開発したい方におすすめの講座です。

学習形態はあらかじめ録画された授業を視聴するオンデマンド形式で、分からないところや疑問に思ったところは24時間受付のチャットサポート週2回・1回あたり25分のオンラインカウンセリングで質問することができます。

学習進捗サポートや質問の対応は一貫して現役エンジニアが行っています。

受講期間は3ヶ月と6ヶ月で選択することができます。

3ヶ月の場合、週当たりの学習時間は14〜23時間です。

6ヶ月の場合、週当たりの学習時間は9〜16時間です。

6ヶ月コースを受講する方は仕事や学業との両立を図る方や就職・転職を想定している方がほとんどです。就職・転職を念頭に受講してる方の場合は身に着けた技術をどこに使うのか、どんな戦略で仕事を選ぶのか、そういったキャリアプランを練るためにも6ヶ月を受講しましょう。

サポート内容

チャットで質問し放題

わからないことは現役エンジニアの講師に24時間受付のチャットで質問し放題! 

オンラインカウンセリング

カリキュラムの中に1回25分、何でも聞けるカウンセリングが含まれています。 興味のある分野についてディスカッションしたり、分からなかったことを画面を見ながら教えてもらうことができます。

また、カリキュラム内容について質問して学べるうえに、エンジニアとしての就職・転職についての相談もできます!

書いたコードを講師がレビュー

添削課題や成果物で書いたコードを講師がレビューします。フィードバックを通じて、実務でも通用する質の高いコードを書く力が身に付きます。

バーチャル学習室

受講生限定のバーチャル学習室で自習や受講生同士の交流が可能です。 同じ目標を持った仲間がいるからこそ、最後まで学習をやりきることができます。 講師も待機しているので気軽に質問も可能です。学習室を活用して、より効率的にプログラミングを学べます。

費用

引用元:Aidemy

Aidemyのデータ分析講座、AIアプリ開発講座はともに

3ヶ月:受講料528,000円(税込)

6ヶ月:858,000円(税込)

がかかります。(入会金は0円)

これらの講座は厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付制度 の対象で、条件を満たすことで受講料の最大70%(支給限度額 : 560,000円)が教育訓練給付金として支給されます。

給付金を適用することで受講料は

3ヶ月:158,400円(税込)

6ヶ月:257,400円(税込)

となります。

学習サポートや技術サポートが講座に含まれており、未経験からAI・機械学習・データ分析を実務レベルまで習得できてこの価格は非常に安いです。(一般的なスクールは3ヶ月で平均20万円~40万円)

◦オンラインカウンセリングの回数・時間が決まっている。(週2回・1回あたり25分)

Aidemyは基本的に録画教材を視聴し、与えられた課題を進める自学自習形式をとっています。チャットによる質問サポートはあるのですが、やはりリアルタイムで画面を共有しながら講師と一緒に疑問点を解決する方が理解度・定着度は上がります。

講師とリアルタイムで繋がることができる回数・時間が制限されているのは学習者からするとやや使いにくい点だと思います。

データサイエンティストになるために必要な資格

データサイエンティストになるのに資格は必要なの?

データサイエンティストになるために必ずしも資格は必要ありません。しかし、資格を持っていることで就職や転職活動が有利になるというメリットがあります。

もっておくとよいおすすめの資格

データサイエンティストとして持っておくとよい資格はおおまかに、エンジニア向けと、ビジネスパーソン向けに分かれています。

エンジニア向けの資格としては

・情報処理技術者試験(データスペシャリスト試験)

・オラクルマスター

・統計検定・統計検定 データサイエンス

・E資格

などがあり、ビジネスパーソン向けの資格としては

・G検定

・データ分析実務スキル検定

・Pythonエンジニア認定データ分析試験

などがあります。

情報処理技術者試験 データスペシャリスト試験

https://www.ipa.go.jp/index.html

ハイスペックなデータサイエンティストを目指す人が取得しておきたい資格が、情報処理推進機構(IPA)が実施している情報技術者試験のなかの、「データスペシャリスト試験」です。

データスペシャリスト試験は経済産業省が認定する国家資格で、試験内容はデータベースの設計や管理に関するものです。システム開発の上流工程に位置するスキルが必要なため、合格するとデータサイエンティストに求められるデータアーキテクトとして高いスキルがあることの証明になります

情報技術者試験は国家資格で、難易度に応じてレベル1~4の試験に分かれており、自分のレベルにあった試験を受験できます。

〈情報処理技術者各試験の位置づけ〉
引用元:情報処理推進機構(IPA)

データスペシャリスト試験のスキルレベルは4で、IT系国家資格のなかでも難易度の高い資格の一つです。

いきなりデータスペシャリスト試験に挑むのが難しい場合は、スキルレベル2の基本情報処理試験・スキルレベル3の応用情報処理技術者試験やOSS-DB技術者認定試験などの受験を足がかりにすることをおすすめします。

オラクルマスター

https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

「オラクルマスター」は、Oracle社が開発した、Oracle Databaseに関する認定資格です。Oracle Database は世界でもトップシェアを誇るデータベースです。

オラクルマスター試験の分類は、Bronze→Silver→Gold→Platinumに分かれており、Gold以上の資格は年収アップにつながると言われています。

統計検定・統計検定 データサイエンス

https://www.toukei-kentei.jp/

「統計検定」は、日本統計学会が実施する、統計学に関する知識や活用力を問う試験です。データサイエンティストの軸となる「データ分析」に関する問題も含まれます。

これまでは、統計検定準1級以上の取得を目安にされてきましたが、2021年より統計検定 データサイエンス基礎・発展・エキスパート試験」がそれぞれ段階的に実施されることが決まっていますので、こちらもおすすめします。

E資格・G検定

https://www.jdla.org/

「E資格(エンジニア資格)・G検定(ジェネラリスト検定)」は日本ディープラーニング協会が実施する試験です。

E資格は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを問う資格です。深刻なAI人材不足のなかでも、特にディープラーニングを実装できるAIエンジニアは貴重な存在として高く評価されています

E資格を持つことは、あなたが高いスキルのAIエンジニアであることを証明してくれます。

一方のG検定は、ビジネスパーソン向けです。ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有していることを問う試験です。

また「データ×AI」の活用を意識した企画を推進する上で重要となるプロジェクトの計画・データ収集・法律/契約面の問題などの実践的なことも問われます。

データ分析実務スキル検定

https://cbas-exam.jp/

「データ分析実務スキル検定」はデータサイエンティストを育成する株式会社データミックスが実施する検定試験です。試験内容は、ビジネスパーソンが最低限身につけておくべきデータサイエンスに関する知識・スキルなどで、ビジネスサイドからデータ分析プロジェクトに携わりたい人におすすめです。

Pythonエンジニア認定データ分析試験

https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist

「Pythonエンジニア認定データ分析試験」は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が開催する、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験です。

Pythonの環境構築からライブラリによる分析まで実践的な問題が出題されます。そのため、試験勉強から資格取得までのプロセスを経ることで、Pythonを用いたデータ分析スキルを身につけることができます。

難易度は低いので、初級エンジニア・エンジニアに指示を出す側の立場の人におすすめの試験です。

まとめ

データの収集や分類・未来予測などは、現時点ですでに人よりAIのほうが優れていると言う人もいます。すなわちこれは、これまでのような定型的なシステムを扱うのではなく、新しい視点でシステム構築ができるデータサイエンティストが求められているということを意味しています。

AIに指示を出し、AIを使いこなせるデータサイエンティストをめざして、あなたも自身の人材価値を高めましょう。

弊社のデータサイエンス講座についてはこちらをご覧ください。
完全個別指導のデータサイエンス講座