データサイエンス概論

エンジニアを目指すならPythonがおすすめ!その理由を解説!

一口にエンジニアといっても様々な種類があります。「エンジニアになりたい!」と思ってはいるものの、具体的にどのエンジニアを目指すべきか、ぼんやりしている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、エンジニアの中でも特におすすめなPythonエンジニアについて解説します。 Pythonエンジニアの現状や活躍する分野についてまとめました。加えてPythonの学び方についても紹介していますよ。
エンジニアを目指す方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

エンジニアの種類と概要

まずは、ITエンジニアの種類と概要を解説しましょう。エンジニアの種類や、プログラミング言語ごとの平均年収についてまとめました。 これらはエンジニアを目指す方なら、知っておくべきことです。ぜひこの機会に覚えてくださいね。

エンジニアの種類

エンジニアといっても様々な種類があります。インフラエンジニアやサーバーエンジニア、データベースエンジニアなど。今回はその中でも、プログラミング言語を使うエンジニアの種類をまとめました。
各エンジニアの名称と主に使うプログラミング言語を表にしています。

Webアプリ(フロント)…JavaScript
Webアプリ(バックエンド)Python、PHP、Ruby
業務系…Java、C#
モバイルアプリ…Swift、Kotlin、Objective-C、Java
人工知能Python、R、Julia
制御・組み込み…C
ゲーム…C++、C
汎用系…COBOL

Pythonが活躍するのは、Webアプリ開発のバックエンド側と人工知能開発です。Webアプリ開発では他にPHPやRubyなどの言語も使われます。Pythonはその中でも可読性の高さが評価されており、現在案件数を伸ばしていますね

人工知能知能開発ではPythonが最も使われています。RやJuliaも優秀な言語ではあるものの、 汎用性が乏しいのと、言語としての難易度が高めであることが難点です。
このように各分野によって、使われる言語は異なります。学ぶ言語を選択する場合は、自分が何を開発したいを考えることが大切ですね。

言語ごとの平均年収

続いて言語ごとの平均年収を紹介します。TECH Streetが算出したデータを元にまとめました。
言語ごとの平均年収は、次のようになっています。各年代ごとに1位か5位までの言語を並べています。

○20代
Go:512万円
R:464万円
Scala:457万円
Python:438万円
Ruby:432万円

○30代
Scala:666万円
R:662万円
Go:623万円
F#:600万円
Perl:598万円

○40代
Go:710万円
COBOL:609万円
Objective-C:607万円
PL/SQL :598万円
Python:593万円

○50代
Python:928万円
VC・VC++:782万円
C:759万円
Java:736万円
C++:724万円

30代以外は全てTop5にPythonが入っている結果でした。このことからPythonエンジニアは平均年収が高めであることが言えますね。

プログラミング言語は分野別におすすめが違う

エンジニアはそれぞれ活躍できる場面が異なります。Pythonエンジニアは、次のような場面で活躍していることが多いです。

・機械学習

・統計解析

・Webアプリ

これらの技術は今注目されているものばかりです。Pythonは今後の発展が見込まれる業界に適しているといえるでしょう。1つ1つの分野について、どのようにPythonが活躍しているのか、詳しく解説していきます。

機械学習

Pythonは、機械学習開発で多く使われています。なぜならPythonには機械学習ライブラリが多く、簡単にシステムの開発ができるからです。

たとえばPythonにはNumPyという数値計算用ライブラリがあります。NumPyを使えば機械学習で必要な複雑な計算を素速く行うことが可能です。

Pythonは処理速度が速くないため、複雑な計算が必要な機械学習には向いていないと思われることもあります。しかしNumPyなどのライブラリはC言語で作られており、処理が高速です。そのためライブラリを使えば、Pythonでも人工知能の処理速度をアップさせることができます

こういった理由でPythonは機械学習で多く使われていますね。

統計解析

Pythonは統計解析分野でも活躍しています。統計解析とは、大規模なデータを読み込み、企業にとって有益なデータを導き出すことです。Pythonにはデータを取得したり分析したりするのに適したライブラリも多くあります。
たとえば、matploblibというライブラリを使えば、簡単にグラフを作成できます。

統計解析も人工知能と並んで注目されている技術分野です。データ分析をメインを行う仕事は、 データサイエンティストと呼ばれています。Pythonを習得することで、データサイエンティストを目指すことも可能です。

Webアプリ

PythonはWebアプリ開発にも使えます。コロナによってWebアプリの市場も伸びてきています

たとえば、外出自粛に伴いECサイトで買い物をする人が増えていますね。DjangoなどのPythonフレームワークを使えば、ECサイトなどのWebアプリをスピーディーに開発可能です。

他にも、SNSやマッチングアプリなど、コロナによって利用ユーザーが増えるサービスは多くあります。これらの開発が可能なPythonは、やはり将来性が高いと言えますね。

今後のエンジニア業界のトレンドはPython

ここまで、エンジニアの概要や言語ごとの平均年収、Pythonエンジニアが活躍する場面について解説しました。これらを踏まえて考えると、今後のエンジニア業界のトレンドはPythonであると言えます。

Pythonエンジニアは今後更に市場価値が上がるでしょう。そのため将来年収を上げたい方が今からPythonを学ぶのはおすすめですよ。

実際Pythonを採用する企業は日に日に増えています。日経クロステックの「現在使ってるプログラミング言語」のアンケート結果によると、最も利用者数が多い言語はPythonという結果でした。

今の内に他言語からPythonに切り替える企業が多いことが分かりますね。

Pythonの学び方

Pythonは未経験者でも習得しやすい言語です。文法が平易で、かつソースコードが読みやすいからです。また、Pythonを学べる場所も徐々に増えてきていますね。 ただ、プログラミング学習は挫折率が高いです。そのため、習得が簡単なPythonと言えども、きちんとした手順で学習を進めていくことが大切ですね。

ここではPythonのおすすめの学び方を紹介します。Pythonのおすすめの学び方は次の3つです。

書籍で学ぶ

学習サイトで学ぶ

Tech Teacherを活用する

1つ1つについて詳しく解説していきましょう。

書籍で学ぶ

最も一般的な方法は書籍で学ぶことでしょう。Python関連の本は多く出版されています。
書籍はなるべく簡単なものを選ぶのがコツです。たとえば、いきなりAI開発の本を読んでも、内容が難しくて挫折してしまいます。また、イラストや図が多く使われたものの方が、プログラムの処理内容をイメージしやすくおすすめですね。

学習サイトで学ぶ

学習サイトで学ぶ方法もあります。たとえばProgateやドットインストールなどの学習サイトがあります。これらのサイトは月額1,000円程度で利用することが可能です。 学習サイトは未経験向けに作られており、説明がわかりやすく書かれています。

まとめ

本記事ではPythonエンジニアについて解説しました。エンジニアの概要やPythonの将来性について、お分かり頂けたかと思います。

Pythonは将来性が期待されており、今のうちにPythonを学ぶのはおすすめです。Pythonを学ぶ際は、効率的に学ぶことが大切。我流で勉強するよりも、「Tech Teacher」を活用し、専任教師の指導の元学習を進めていくのが良いでしょう。